「水と塩」と封じられた叡智

— 糖尿病を克服した私の体験から

つい先日、日本の自然食品を世界に発信している企業が主催する勉強会に参加しました。
この種のイベントには少し“スピリチュアル臭”が漂うものもありますが、今回ばかりは内容に深く納得できました。

というのも、この会社のオーナーは、私が敬愛する“魔女”と呼ばれる女性の友人であり、
昨年秋にはナオキマンと一緒に、フロリダのトランプ邸のパーティに参加したという経歴の持ち主。
そんな縁もあって、私はすでにこの勉強会に心惹かれていたのです。

戦争と共に封じられた「塩」の叡智

テーマは「水と塩」。
最も印象的だったのは、太平洋戦争時の逸話でした。
米軍は日本本土への上陸作戦において、最初に塩田を破壊したといいます。
「日本兵の強靱な気力は塩に由来する」と見なされたためです。

その後、GHQは塩の専売制を敷き、日本人には精製された塩化ナトリウムのみが供給されることとなりました。
天然の海塩がようやく市民の手に戻ってきたのは2007年以降。実に60年以上の“塩の空白”があったのです。

登壇者によれば、日本人の遺伝子に最も適した塩は「海塩」。
食養生の実践者や冷え体質の人には「岩塩」も勧められています。

ちなみに、風水の分野では塩化ナトリウムのように成分がはっきりしたものを好む向きもありますが、それはまた別の話。

「水」の本質——体内ミトコンドリアと酸素効率

水の話も非常に興味深いものでした。
人間の血液の95%は水で構成されており、それが地球2周分にも相当する血管をめぐっています。

中でも“クラスター”の細かい水は体内への浸透性が高く、酸素の供給効率を高めてくれます。
実際、このような水を日常的に摂取することで、高地トレーニング以上の効果が得られるという研究報告もあるそうです。

さらに注目したいのが、この水が体内のミトコンドリアを活性化するという考え方。
ミトコンドリアは細胞エネルギーの生成に関わる中心的な存在であり、免疫力や代謝の向上、老化防止にまで影響を与えます。

ただし、血液中の塩分濃度が0.9%を下回ると、水は逆に体に吸収されにくくなります。
つまり、「水」と「塩」は常にセットで考える必要があるというわけです。

私自身の体験——糖尿病と「水」の力

実のところ、私は一年前に糖尿病と診断されました。コロナワクチンによって免疫が低下した可能性も考え
薬に頼らず、食事も大きく変えることなく、私が唯一見直したのは「水」でした。

コロナワクチン接種後の免疫低下がきっかけだった可能性もありますが、
水を変えたことで体調は劇的に改善し、定期検査では血糖値が正常域に戻ったと告げられました。

それ以来、私は「水」と「塩」に命の本質が宿っているのではないかと感じています。

封印された叡智——楢崎皐月と植物波農法

このような話を聞くとき、いつも思い出すことがあります。
それは、戦後の日本で封じられた“叡智”の存在です。

例えば、戦前の日本ではすでに、楢崎皐月博士が提唱した「植物波農法」
炭素埋設による土壌電位の調整技術といった、持続可能で非常に高い効果をもたらす農法が研究され始めていました。

実はこれは風水ともつながりが深く、有名な神社仏閣の多くが敷地内に炭を埋めて場の浄化を図るということは古来より行われていました。

ところが、戦後の日本はGHQ主導による「化学肥料の普及」という国家方針のもと、
こうした古来より日本に根づいてきた誇るべき技術は日の当たらない場所に追いやられました。

このように、“生命と調和する知恵”は、戦争や経済戦略によって数多く封じられてきたのです。

自然の摂理に寄り添う技術や知識が、再び光を取り戻す時代が来ています。
水と塩、そして炭。私たちの命に最も近いものこそが、いま再び問い直されているのかもしれません。

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