3年後どうなりたいかという問いに対するアンサー
2025年12月3日
先日、異業種交流会のZOOMに参加した。
狩猟型ではなく、農耕型――紹介によって市場を広げていく「紹介型マーケット」を掲げる会だ。
理念には、キリストの言葉 「与えよ、さらば与えられん」 が据えられている。
実は、私自身も以前この会の会員だった。
今回は“東京の支部”という触れ込みだったが、参加者の多くは愛知県の方々だった。
愛知は昔から“ツレ文化”が強い。
「あの人は仲間だから、仕事を回そう」という互助の気質が根付いている。
対して東京は市場規模が大きく、多様性がある。
価値観も背景も違う人々が混ざり合い、そのぶん適合すればチャンスは一気に広がる。
「成功する人は、スキルや努力以上に
“最適なタイミングで最適な場所にいる”」
という統計があるが、東京はいわば“チャンスの密度”が高い街なのだ。
運営側の方はこう語った。
「私はこの会に入って1年で収入が2.5倍になりました」
理由は単純だ。
保険・情報商材などのBtoC業界でよく使われる
フロントエンド → ミドルエンド → バックエンド のビジネスモデルと、紹介型の仕組みは非常に相性がいい。
さらに東京には補助金が多い。
社労士や補助金申請の専門家を絡めることで、三方よしのトライアングルが成立することも多い。
つまり、構造を理解した者ほど、
“最適なタイミングで最適な場所に立てる”のである。
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■「3年後どうなりたいですか?」という問いの違和感
交流会の運営側は、参加者にこう問いかけていた。
「皆さんは、3年後どんな自分になっていたいですか?」
ビジネスセミナーでは鉄板の質問だ。
だが私は、スタートアップや個人事業主が多い場でこの質問を投げかけることに、どうにも違和感を覚えた。
理由は明白だ。
今の政局を見ても分かるように、
“3年後がどうなっているか”なんて、誰にも分からない。
ましてや私たちは大企業の社員でもなければ公務員でもない。 外部環境の変動と機会の流動性の渦中にいる存在だ。
未来は、どこか遠くに存在する固定された景色ではない。
ただ、
今・今・今――
この瞬間の連続の“先”に現れるだけのもの。
だから本当に重要なのは、
ドリカムの歌詞のような“未来予測ごっこ”ではなく、
この一瞬をどう生きるか。
どれだけ“中今(なかいま)”に集中できるか。
量子論が示す通り、
過去も未来も“観測されていない”。
存在しているのはただ一つ――
椎名林檎の言うように、
“今”という現実だけ。
未来は“今”の積み重ねによって形を得る。
過去は“今”の解釈によって書き換わる。
だからこそ、
未来を語る前に、この瞬間を生き切ること。
それだけが未来を変える唯一の方法だ。
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■実例:中今 × パーソナルパワースポットが起こす変化
私が主催するコミュニティでは、
“中今”の概念と“パーソナルパワースポット理論”を理解した人々が、
1年、あるいは数ヶ月単位で劇的な変化を起こしている。
• アマチュア画家が1年後にニューヨークへ進出
• 個人経営者が外国の国王から招待を受け、共同事業を開始
• 余命宣告された人が社会復帰
• 営業マンが前年比数倍の売上を記録
これらはもはや“奇跡”ではない。
日常の延長線で起こるようになってきた、いわば“高位現実”である。
“今”を整え、
自分という空間の波長を最適化すれば、
未来は勝手に形を変えていく。
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■そして、3年後へのアンサー
3年後は、願うものじゃない。
未来は、いつだって“今日の自分”が連れてくる。
潜在意識のブロックを外すとは、
“外側にあったよるべを内側に戻すこと”。
己こそが己のよるべ。
この認識に立ち返った瞬間から、未来は変わり始める
だから私は、
この瞬間を生きようと決めた人たちが、
明日を変えていく姿を、これからも見届けたい。


