オーラと第三の眼 ─ 科学とスピリチュアルの間にあるもの

「オーラって何ですか?」
これは、スピリチュアルの話題の中でもよく聞かれる質問のひとつです。

私が初めてオーラという言葉に触れたのは小学生の頃。図書館で偶然手に取ったロブサン・ランパの著書『第三の眼』をちらりと読んだのがきっかけでした。その後、母が大本教系のヒーリング宗教に入会し、わずか3日後に「神人合一」という神秘体験を経てオーラが見えるようになったこともあり、オーラは私にとって比較的身近な現象でした。

けれど、「そもそもオーラとは何なのか?」という問いは、長い間私の中で残っていました。

オーラを見る人には2つのタイプがある

多くの人の体験談を聞いていくうちに、オーラを「見る」人には大きく2つのタイプがあると分かってきました。

① 共感覚タイプ(色として感じる)

五感が交差する「共感覚(シナスタジア)」の傾向が強い人です。
共感覚とは、ある刺激を受けたときに別の感覚も同時に働く現象で、たとえば「音を聴くと色が見える」「人の声が形に感じられる」といった体験です。

MRI研究でも、共感覚者は脳の感覚野どうしが強く結びついて同時に活性化していることが分かっています。芸術家や音楽家に多いとされ、作曲家フランツ・リストも「人の声に色が見える」と語っていたと伝わります。
このような人は、人の感情や雰囲気を「色」として直感的に知覚し、それをオーラと呼んでいるのでしょう。

② 生体電位・磁場タイプ(光や層として感じる)

もうひとつは、人間の身体が発する生体電位(脳や心臓の電気信号)や生体磁場(微弱な磁気)を感知しているタイプです。
心臓の拍動や脳の活動による微弱電磁場は、医療機器でも測定可能なものです。敏感な人はそれを視覚や感覚に変換して「光の層」「波のような広がり」としてオーラを感じているのかもしれません。

私自身の体験

私は②のタイプに近く、相手を直接見ていなくても、その人の「波長」や「振動」のようなものを感じることがあります。Zoomで話していても、相手の体調や心理状態が分かることがあるのです。
これは、相手の声や表情に含まれる微細な情報を、脳が統合して「オーラ」として認識しているのだと考えています。

また、私はパワースポットとクライアントとの波長を比較して、パーソナルパワースポットを判断することもあります。

②タイプの進化型

稀に、地中の埋設物や玄関に立っただけで家の間取りが分かってしまう人もいます。こうした人は、②のタイプのさらに進化したバージョンと言えるでしょう。

科学とスピリチュアルをつなぐ視点

楢崎皐月博士は著書『静電三法』の中で「水平対向静電気」という概念を示しました。これは土地や人のまわりに存在する静電気的なバランスを示すものですが、私はこれを読んだ時に「風水でいう“氣”や、私たちが感じる“オーラ”に近い」と直感しました。

科学的には「電磁場」や「脳波」と説明できる部分もありますが、古来の人々はそれを「氣」「オーラ」と呼び、日常生活に活かしてきたのだと思います。つまり、オーラは単に科学かスピリチュアルか、どちらか一方ではなく、その両者をつなぐ“境界領域”にある現象ではないでしょうか。

感覚を開く近道 ─ パーソナルパワースポット

オーラを感じられるようになるには、特別な才能や高額な講座は必須ではありません。
むしろ、自分に合った「パーソナルパワースポット」に通うことの方が効果的だと感じています。

地磁気が安定している土地や、自然のエネルギーが調和した場所に身を置くと、私たちの脳波や自律神経が地球の基本リズム(シューマン共振:約7.83Hz)と同調します。その結果、感覚が研ぎ澄まされ、共感覚的な知覚や直感力が開かれていきます。

実際、私の周りでも、高額なセミナーに通うよりも「自然と調和する場所」に定期的に通うことで、オーラや氣を感じる感覚が開かれていった人が増えています。

注意すべき点

能力があるからといって、その人の波長が高いとは限りません。
以前、沖縄の有名なユタの占い師を紹介されたことがありますが、彼女の波長は乱れており、まるで獣のような匂いがしました。

自然界でも同じことが言えます。
「梅には鶯、菜の花には蝶々、ゴミにはG」のように、生き物は同じ波長の中でしか存在できません。
有名な寺社仏閣だからといって、必ずしも波長が高いとは限らないのです。
大切なのは、自分を高めてくれる場所を選ぶこと。それが、感覚を開きオーラを感じる近道だと私は考えています。

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