梅雨明けまじか。
梅雨明けと夏の暑さについて
一部の地域では梅雨が明け、本格的な夏の暑さがやってきましたね。これからの季節、私たちが「暑い」と感じる理由について考えてみましょう。
私たちが感じる暑さや寒さは、身体からの放熱速度に大きく関係しています。身体から逃げる熱量が多いと寒く感じ、逆に逃げる熱量が少ないと暑く感じるのです。基本的に、熱は高温の場所から低温の場所へ移動しますが、私たちの体感温度は以下のように計算できます。
体感温度の簡易計算式:
体感温度=(気温 + 周囲の温度) ÷ 2
※風や湿度の影響は計算に入れず。
この計算式からもわかるように、夏は周囲の温度が高いため、身体からの放熱速度が遅くなり、暑さを感じやすくなります。
さらに驚くべきことに、熱移動の多くは瞬時に行われることがあります。その原因は、赤外線(電磁波)の働きによるものです。赤外線は物質に吸収されると振動し、熱に変換されます。ですので、赤外線が当たらなければそれほど影響はありません。例えば、木陰に入るだけで随分と涼しく感じるのはそのためです。
特に、近赤外線は太陽など高温の物質から放射され、3重サッシのガラスさえも透過してしまいます。そのため、家の中でも熱がこもりやすくなります。
私が風水を家づくりに取り入れる際には、こういったことも色々考えています。
外出時には、赤外線対策としてパラソルや日傘を利用するのが最適です。これらを使うことで、少しでも快適に夏を乗り切ることができるでしょう。
皆さん、暑い夏を上手に乗り切りましょう!
