エネルギーワークの不思議と実践
― 母から受け継いだ感受性と、現代に生きる“気”の読み解き ―
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はじめに:体験から始まる「見えない領域」へのまなざし
ウチに鑑定や相談に来られる方の中には、すでにご自身で何らかのエネルギーワークを実践されている方も少なくありません。
レイキヒーリング、シータヒーリング、タントリックヒーリング、大本教系の浄霊法、修験道系の気功法など、その手法はまさに多種多様。
それぞれに深みがあり、何より“実感”として結果が伴うという点に、スピリチュアルを超えた現実性を感じています。
私自身も、長年にわたりこうしたワークを独自に体験・検証しながら、今の「現代家相研究所」としての活動に至っています。
その根幹にあるのは、「磁場を読む力」――つまり、空間や人の持つエネルギーの流れを感受し、整えることにあります。
先代である母によれば、私は“生体磁場”に対する感受性が非常に強いのだそうです。そういえば中学校への登校時に迎えに来る近所の同級生達の歩くリズムをいつも40m先くらいから把握していましたし、就職して寮に入った時も、やはり寮から40mくらい先からその日の夜食のメニューがわかるといったあんばいでした。
この感受性は人間だけでなく、土地の磁場にも働くもので、先代ほどの精度には及びませんが、私自身も土地の持つ“気”の流れや磁場の乱れをある程度は感知できます。
実際、エネルギーの高い土地、いわゆるイヤシロチ(癒しの場)を目の前にすると物理的な光ではない“輝き”のようなものを感じることがあります。
空間そのものが澄み渡り、光の粒子が漂うような、言葉にしがたい神聖さがそこにはあるのです。
こうした感受性のルーツは、母の“覚醒体験”にあります。
私が「土地の磁場を読む感受性」というものを自覚し始めた背景には、実はある個人的な体験があります。それは、母が体験した“覚醒”と深く関わっているのです。
話は、私が10歳の頃にさかのぼります。ある日、交通事故に遭いました。幸いにも大きな怪我には至りませんでしたが、それをきっかけに家族の運命は大きく動き出しました。当時、近所で話題になっていたハンドヒーリングを行う宗教団体に母が関心を持ち、入会することになります。そして驚くべきことに、入信からわずか三日で、彼女は「神人合一」の境地を体験しました。
その瞬間、手からまばゆい光が発せられ、やがて部屋全体が光に満たされ、視界が完全に白く包まれた――そんな体験だったそうです。
それ以来、母を中心に空間そのものがゆっくりと“浄化”されていき、同時に彼女の能力も段階的に開花していきました。最初はオーラの視覚化から始まり、自動書記、口寄せ、そして数度にわたる空中浮遊体験を経て、ついには『超・霊聴』(ハイパークレアオーディエンス)へと至ったのです。
こうした現象が積み重なっていくうちに、母が長年にわたって“氣”を込め続けたこの家もまた、周囲の土地に対して明確なエネルギーの“分水嶺”のような役割を持つようになっていきました。
いまでは、私たちの住むこの場所は、一種のパワースポットとして独特の磁場を帯びており、その影響は周囲の風の流れや体感にも、はっきりと現れています。
「土地の磁場を読む力」と風水の本質
風水というと、家の間取りや方角、インテリアの配置といった“技術的”な要素に意識が向きがちです。けれど、私が考える風水の本質は、それ以前の段階——すなわち「土地の磁場を読む力」にこそあると感じています。
作家・荒俣宏先生がドキュメンタリー『風水先生』で紹介していた、香港の著名な風水師もこう語っていました。「風水師にとって最も重要なのは、家相の知識ではない。土地の磁場そのものを“感じ取る”資質だ」と。
この言葉には、深くうなずかされました。
風水とは、単なる配置の理論ではなく、大地に流れる“氣”の質を見極め、自然との調和を図る営み。
まさにその通りだと思います。
科学的にも、人間を含むすべての生物は、磁場の影響を受けながら生きています。
渡り鳥が数千キロを移動できるのも、犬が排泄時に北を向く傾向があるのも、すべて磁場感知によるもの。
人間も本来は“場のエネルギー”を感じ取る力を持っているのだと思います。ただ、現代社会のノイズの中で、その感覚を失ってしまっただけではないでしょうか。
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遠隔スキャンとヒーリング:私のエネルギーワークの方法
現在、私のエネルギーワークでは、名前と居住地、あるいは写真など最低限の情報があれば、対象者の波動を感じ取り、遠隔スキャンとヒーリングを行うことが可能です。特にZoomなどのオンライン会議では、画面越しでも相手の状態が伝わってくることが多々あります。
以下に、実際の実践例をいくつかご紹介します。
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実践例①:Zoom会議で夫婦のオーラを読み取る
ある異業種交流会の数十名の参加するZoom会議にゲスト参加した際のこと。
画面に映るある二人の男女の波動が気になり、ついこう口にしてしまいました。
「この男性は重たいどんよりとしたオーラをしています。重い病を薬で抑えておられるのではないでしょうか。
隣の女性は、まるでトゲトゲしい不協和音のようなオーラで、精神的に不安定な印象を受けます」
すると会議の空気が一瞬静まり返り、主催者がそっと教えてくれました。
実はこの二人はご夫婦で、ご主人はつい最近まで入院していたとのこと。しかも、苗字が異なっていたため、その時点では夫婦とは分かりませんでした。
その出来事をきっかけに、複数の方から個別鑑定の依頼をいただきました。
実践例②:耳と頭を“電子レンジ”で温め続けていた女性
不眠と体調不良を訴える音楽家の女性から相談を受けた際、遠隔でスキャンしてみると、特に「頭部」と「耳」に強い疲労が集中しているのを感じました。
その夜、再度スキャンしたところ、まるで鉛の扉をこじ開けるような重たい抵抗感がありました。
遠隔ヒーリングを行った結果、一時的に改善したものの、翌日にはまた似たような重さが戻り、これを1週間ほど繰り返しました。
不審に思いZoomで話を聞いてみると、彼女は日常的にワイヤレスヘッドホンを装着し、スマホと常時リンクしていることが判明。
演奏中と睡眠時以外はほぼ一日中、耳と脳をマイクロ波に晒していたのです。
実は、ワイヤレスヘッドホンやイヤホンからはBluetooth等の電波(マイクロ波)が常に発せられています。
これは小型の電子レンジを頭につけているようなもので、海外では脳腫瘍との関連を示唆する医学論文も出ています。
音楽家である彼女にとって、耳と脳は最も大切な器官。
そのストレス源を指摘し、ワイヤレス機器の使用を控えるよう助言したところ、1週間後には「頭がすっきりして、体調も大幅に改善した」との報告がありました。
実践例③:パワースポットと“磁化水”の力
別の占いのお客様は、極度の疲労と倦怠感に悩まされていましたがそれを口に出しませんでした。
ただ彼女の発する波長がそれを物語っており、さりげなく指摘すると、忙しすぎてもう3月ほど休みを殆ど取っていないとのこと。
後日、数度の遠隔ヒーリングを試みたものの、波動の乱れが強すぎてエネルギーの流れが遮断されている印象でした。
そこで彼女に適合するパーソナルパワースポットを診断、その地へ足を運び、湧き出る「磁化水」を飲んでいただくよう勧めました。
結果、パワースポットを訪れた翌日のスキャンでは、エネルギーの質が明らかに改善され、ヒーリングが通るようになりました。
体感的にも、「身体が軽くなった」「寝起きが楽になった」といった変化が見られたそうです。
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最後に:見えないけれど、確かに“在るもの”を
すべての生物は、場のエネルギーに影響されながら生きています。
エネルギーワークとは、単なる精神的な慰めではなく、“場”や“身体”に蓄積されたストレスやノイズを読み取り、整えるための技術です。
現代社会の中でこそ、こうした感受性が必要とされているのではないでしょうか。
もし、パワースポットとヒーリングとの合わせ技、遠隔スキャン、波動調整に興味のある方がいらっしゃれば、ご相談ください。
言葉にしづらい不調や違和感の奥に、“見えないもの”が潜んでいるかもしれません。
あなたの内なる静けさと、エネルギーの調律をお手伝いできれば幸いです。⸻
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